顎関節症
顎関節症の鍼灸治療|噛みしめ・食いしばりによる痛みと自律神経の乱れに
こんな症状でお悩みではありませんか?
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最近では、歯の噛み合わせだけでなく、ストレス・姿勢・自律神経の乱れ が 顎関節症の原因 として注目されています。
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そんな方に、鍼灸という選択肢 があります。
顎関節症の原因とは?
顎関節症には、筋肉の緊張やストレス反応によって引き起こされるケースがあります。
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顎まわりの筋肉(咬筋・側頭筋・胸鎖乳突筋など)は首や肩と密接に関係しており、そのため肩こりや頭痛を伴うケースも多く見られます。
歯科医院での治療と鍼灸の考え方
歯科医院では、以下のような対応が行われることが多いようです。
- 噛みしめや歯ぎしりなどの生活習慣や癖の確認・指導
- 肩・首・あごのストレッチ体操やセルフマッサージ法の指導
- 症状に応じた鎮痛剤や筋弛緩剤の処方
- 咬み合わせや歯ぎしりの負担を軽減するためのマウスピース(スプリント)療法
こうした治療によって改善されるケースも多くありますが、
なかには「痛みは軽くなったけれど違和感が残る」「マウスピースを使っても朝のこわばりが取れない」といったお悩みを持つ方もいらっしゃいます。
そのような場合、筋肉の緊張や自律神経の乱れに着目した 鍼灸が役立つ ことがあります。鍼灸では、顎だけでなく首・肩・背中・全身のバランスを整えることで、筋肉の連動やストレス反応を和らげ、自然な顎の動きを取り戻すことを目指します。
鍼灸によるアプローチ
鍼灸の特徴
顎関節症の症状は、顎そのものの問題だけでなく、全身の筋肉の緊張や自律神経の乱れが関係していると捉えます。
鍼灸では「顎だけを見る」のではなく、身体全体のつながりを重視して施術を行います。
1. 局所だけでなく全身を整える
鍼灸の大きな特徴は、痛みのある部分だけでなく、全身のバランスを見ながらアプローチできる点です。
顎関節を支える筋肉の緊張をゆるめると同時に、背中や肩周り・手足などのツボを使い、
筋肉の働きや動きの連動性を改善します。
これにより、顎の動きが自然になり、肩こりや頭の重だるさなどの関連症状の緩和にもつながります。
2. 自律神経の働きを整える
ストレスや疲労によって交感神経が高ぶると、無意識の「食いしばり」や「歯ぎしり」が起こりやすくなります。
鍼灸では、全身のツボ刺激により副交感神経の働きを高め、リラックスしやすい状態をつくります。
「眠りが深くなった」「朝の顎のこわばりが軽くなった」と感じる方も多くいらっしゃいます。
3. 再発を防ぐ身体づくり
鍼灸では、痛みを一時的に抑えるのではなく、再発しにくい身体をつくることを目標としています。
顎や首・肩の筋肉の緊張を整えながら、姿勢や呼吸、生活習慣にも目を向け、長く安定したコンディションを維持できるようサポートします。
鍼灸は、歯科治療を補う形で、「身体の内側から整える」という視点を提供できる施術です。顎の痛み・音・開きにくさに加え、肩こり・頭痛・睡眠の不調など、全身のバランスを見ながら、根本的な改善を目指します。
よくある質問
Q. 歯医者に通っていても鍼灸を受けられますか?
A. はい、併用できます。鍼灸院では薬を使用したり、歯や顎関節に直接刺激を与えることはありません。
Q. 顎や顔に鍼をしますか?
A. 背中や肩、手足などのツボから調整することが多いです。心配な方はご相談ください。
Q. どのくらいで改善しますか?
A. 軽度の方で3〜5回、慢性化している方でも5〜10回ほどで変化を感じるケースが多いです。
まとめ
顎関節症は、顎関節だけでなく身体全体のバランスの乱れが関わることがあります。
歯科での治療を続けても違和感が残る方、再発を繰り返してしまう方には、鍼灸で筋肉・神経・自律神経の調和を整えるというアプローチもおすすめです。
「動きの連動の回復」「痛みが出にくい身体づくり」へと導くサポートをいたします。
顎の痛み・音・違和感でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。








