NEW長時間の中腰作業による腰と肘の痛み
症状
3月中旬~下旬頃より腰部痛が出現。 庭づくりに伴い石積み作業を行っており、中腰での洗浄作業や、石を拾い上げて投げる動作(体幹回旋を伴う動作)を繰り返していた。 特に、 ・中腰姿勢での長時間の作業 ・長時間の移動後(車で約1時間)の立ち上がり で症状が強く、腰が伸びにくい状態であったとの事。 施術開始時に確認された症状は、主に腰部下部に疼痛の訴えであり、前かがみ動作で特に痛む。反らす動作および捻る動きでは明確な疼痛は認めなかった。加えて、右殿部の筋緊張が顕著であり、背部にも張り感を認めた。 経過中、右肘の痛みについても訴えがあった。元々右腕で物を持ち、手首を返すと痛むことがあったとの事。 確認すると、力を入れて手首を返す動きと、手首を曲げる動きの時に右肘外側に同様の痛みが確認できた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2026年4月 ~ 2026年4月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
3回
施術と経過
初回は、長時間の中腰姿勢および回旋動作により、殿筋群を中心とした筋肉の過緊張と腰部への負荷の集中が生じていると考え、臀部および下肢から体幹への連動性改善を目的に施術を行った。 施術後、前屈時痛は軽減し、痛みは「鋭い痛み」から「突っ張り感」へと変化。 疼痛部位はやや仙腸関節周囲へ移動した。 2回目以降も同様の方針で施術を継続。殿部の緊張は徐々に軽減し、前屈時痛も改善傾向を示した。 一方で、作業負荷の継続に伴い右肘の痛みの訴えもあり、上肢の負担に対する調整も加えて実施した。 3回目施術後には、 ・前屈時の痛みはほぼ消失(意識して動かせば感じる程度) ・中腰姿勢も問題なく可能 ・作業中、腰に負荷は感じるが、作業後まで痛みが持続することはない ・可動域制限なし と、日常生活および作業に支障がないと判断できる状態に変化したため、今回の施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
本症例は、石積み作業に伴う長時間の中腰姿勢および体幹回旋動作の反復により、殿筋群を中心とした筋緊張が強くなり、腰部へ負荷が集中したことで発症した腰痛と考えられる。 また、同様の作業による負荷は上肢にも影響し、右肘の疼痛として波及した可能性が示唆された。 臀部・下肢と体幹、また上肢と体幹の連動性を改善することで、局所負担の分散が図られ、それぞれの症状の軽減および動作の改善につながったことが示唆された症例であると考える。



